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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ダニエル書5章

聖書日課 ダニエル書5章(新共同訳 旧約pp.1388-1390)

 時の王ベルシャツァルが「千人の貴族を招いて大宴会を開い」ている最中のこと(1節)、興に乗った王は、「その父ネブカドネツァルがエルサレムの神殿から奪ってきた金銀の祭具を持って来るように命じた」(2節)。そこで、「王や貴族、後宮の女たち」は、神殿の祭具で酒を酌み交わしながら、「金や銀、青銅、鉄、木や石などで造った神々をほめたたえた」(3~4節)。

 すると、突然「人の手の指が現れ」「ともし火に照らされ」「王宮の白い壁に文字を書き始めた」(5節)! 「メネ、メネ、テケル、そして、パルシン」(25節)…一体これは何なんだ!? ベルシャツァル王は「恐怖にかられ」、顔面蒼白になり、「腰が抜け」、膝はガクガク震えた(6節)。大宴会は忽ち大混乱に陥った。

 やがてその混乱を静めるために、「聖なる神の霊を宿している人」と言われたダニエルが呼び出され(11~13節)、壁に書かれた文字を解き明かして言った。

「意味はこうです。メネは数えるということで、すなわち、神はあなたの治世を数えて、それを終わらせられたのです。テケルは量を計ることで、すなわち、あなたは秤にかけられ、不足と見られました。パルシンは分けるということで、すなわち、あなたの王国は二分されて、メディアとペルシアに与えられるのです」(26~28節)。

 これは、ベルシャツァルに対する主なる神からの警告であり、最後通告であった。かつてベルシャツァルの父ネブカドネツァルは、「傲慢にな」ったために7年間理性を失い、獣のようになって、「人間の社会から追放され」た。その時、彼が悟ったのは、天の「いと高き神こそが人間の王国を支配し、その御旨のままに王を立てられる」ということであった(20~21節)。

 しかし、そのことをよく知っていながら、ベルシャツァル王は、なお、主なる神の御前に謙ろうとしなかった(22節)。いや、それどころか、「神殿の祭具」で酒を酌み交わしながら、偶像をほめたたえることさえしていた(23節)。そのため主なる神は、「あの手を遣わして文字を書かせ」(24節)、彼に最後の警告を与えた。しかし、ベルシャツァル王は、遂に主なる神の御前にひれ伏して悔い改めることはなかった。そして、最後に聖書は短くこう記している。

「その同じ夜、カルデア人の王ベルシャツァルは殺された」(30節)。

 これは、主なる神の御声に聞き従わない者の最期であり、私達に対する警告の出来事でもある。

祈り
 愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの大きな愛と恵みの中に置いて、御前に引き寄せて下さったことを心から感謝致します。

 主よ、謙遜に生きること、低められた者として生きることは、何と難しいことでしょう。自分を高めようとする、この高慢な心をお赦し下さい。

 主よ、十字架の苦しみを味わわれたあなたの低い心に触れることが出来ますように。あなたの御心をこの高慢な私に分け与えて下さい。

 あなたの御心に触れる時、この私も変えられていくでしょう。あなたの御心を知る時、謙遜の意味をもっと知ることが出来るでしょう。

 主よ、どうか握っていて下さい。

 感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119

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