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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 歴代誌上3章

聖書日課 歴代誌上3章(新共同訳 旧約pp.629-630)

 3章では、ダビデに焦点が当てられ、彼の子孫の系図がバビロン捕囚期に至るまで詳細に書き記されている。

ヘブロンで生まれたダビデの息子は次のとおりである。長男はアムノン、母はイズレエル人アヒノアム。次男はダニエル、母はカルメル人アビガイル。三男はアブサロム、ゲシュルの王タルマイの娘マアカの子。四男はアドニヤ、ハギトの子。五男はシェファトヤ、母はアビタル。六男はイトレアム、母はダビデの妻エグラ。ヘブロンで六人の息子がダビデに生まれた。ダビデはそこで七年と六か月、エルサレムで三十三年間王位にあった。エルサレムで彼に生まれた息子は次のとおりである。シムア、ショバブ、ナタン、ソロモンの四人。母はアミエルの娘バト・シュア。更に、イブハル、エリシャマ、エリフェレト、ノガ、ネフェグ、ヤフィア、エリシャマ、エルヤダ、エリフェレトの九人がいる。これが側女らによる子を除くダビデの子のすべてである。タマルは彼らの姉妹である」(1~9節)。

 旧約の歴史には、信仰の父アブラハム、偉大な指導者で主なる神から律法を授かったモーセ、大預言者エリヤなど、信仰の先達が数多く登場する。しかし、神の民の系図という観点から見た時、最重要人物として挙げるべきは何と言ってもダビデだろう。それは、単にダビデイスラエル王国を確立した王だからではない。その信仰の故に、ダビデ王国の王座が永遠に継続すること、やがて彼の子孫から全世界の救い主であるイエス・キリストが誕生することが約束されたからである。

 ダビデの王座が永遠に続く。70年間も国を失っていた彼らにとって、この主なる神の約束は、何よりも大きな慰めであり希望であったに違いない。そして、その約束の通り、ユダの民は再び約束の地に帰って来た。その時、彼らを導いたのは、「ゼルバベル」というダビデの血を引く指導者だった(19節)。ダビデの王座は、確かに消えることはなかった。

 しかし、だからと言って「ダビデは凄い!」と言うことだけで終わってはいけない。3章の系図に登場するのは、決して模範とされるべき人だけではないからである。それどころか、ダビデ自身も姦淫と殺人の罪を犯している。その意味で、この系図は主なる神への反逆の歴史でもある。そして、その罪のために、彼らは結局滅ぼされてしまった。

 それでも、彼らは再び回復され、国は再建された。それは、主なる神が約束に忠実な方だからであり、イスラエルを愛する主なる神の誠実と恵みによる出来事であった。つまり、本当に凄いのは、主なる神の愛、主なる神の恵みである。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
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