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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 士師記20章

聖書日課 士師記20章(新共同訳 旧約pp.415-418)

 ベニヤミン族のギブアの町で起こった事件は、瞬く間に、イスラエル全部族を巻き込む争いへと拡大してしまった。

 レビ人の側女の死体の一部が送りつけられたのを見ると、イスラエルの人々は、怒りに駆られ、ベニヤミン族への報復を誓った。そして、「四十万」にも及ぶ大軍勢を率いて(2節)、ベニヤミン族に「ならず者の犯人」「引き渡せ」と迫った。

 しかし、ベニヤミンの人々は、イスラエルの人々の声を聞こうとはしなかった」。それどころか、彼らはイスラエルの人々と戦おうとし」た。

イスラエルの諸部族は、全ベニヤミン族に人を送って、こう告げた。『あなたたちの中で行われたあの犯行はなんということか。今、あのならず者の犯人がギブアにいれば、引き渡せ。犯人を殺してイスラエルの中から悪を取り除こう。』だが、ベニヤミンの人々は、その兄弟たち、イスラエルの人々の声を聞こうとはしなかった。かえってベニヤミンの人々は町々からギブアに集まり、イスラエルの人々と戦おうとして出て来た」(12~14節)。

 その後の戦いで、ベニヤミン族の大半が殺され、一族は存亡に関わる危機に陥った(35節)。一方、勝利したイスラエル諸部族にも、何万人もの死傷者が出た(21節、25節)。それは余りにも大きな犠牲であった。

 ギブアのならず者たちの非道な行為が、国中に怒りと憎しみの嵐を引き起こすことになってしまった。

 もしあの側女の主人が、彼女をならず者たちに引き渡しさえしなければ、このような事件は起こらなかったかも知れない。また、もし彼が、側女の死体をイスラエル中に送りつけるようなことをしなければ、ここまで怒りが広がることはなかったに違いない。或いは、もしイスラエルの人々が怒りに駆られて報復しようとしなければ、このような争いは避けられただろう。そして、もしベニヤミン族がイスラエルの人々の声を聞き入れていれば、何万人もの人々の命が失われずに済んだ。

 怒りと憎しみの連鎖を断ち切るチャンスは、何度もあった。その時、何よりも必要なものは、主なる神の御声を聞く耳と、主なる神の御声に喜んで従う素直で従順な心だった。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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