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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 士師記4章

聖書日課 士師記4章(新共同訳 旧約pp.385-386)

 4章は、4人目の士師、女預言者デボラの物語である。ここにも、以前に見た士師記のパターンが繰り返されている。

「エフドの死後、イスラエルの人々はまたも主の目に悪とされることを行い、主はハツォルで王位についていたカナンの王ヤビンの手に、彼らを売り渡された。ヤビンの将軍はシセラであって、ハロシェト・ハゴイムに住んでいた。イスラエルの人々は、主に助けを求めて叫んだ。ヤビンは鉄の戦車九百両を有し、二十年にわたってイスラエルの人々を、力ずくで押さえつけたからである。ラピドトの妻、女預言者デボラが、士師としてイスラエルを裁くようになったのはそのころである」(1~4節)。

 士師「エフドの死後、イスラエルの人々はまたも主の目に悪とされることを行」うようになった。これは、異教の神々を取り入れ、信仰的にも道徳的にも堕落していったことを意味している。

 主なる神への信仰という中心軸を失ったイスラエルは、瞬く間に弱体化し、敵国の侵略になす術もない状態に陥った。「鉄の戦車九百両を有」する敵国に対し、イスラエルはそのような武器を、殆ど持ち合わせていなかった。イスラエルの勝利は、あくまでも主なる神の力によるものだった。

 勿論、彼らは、そういう事実を伝え聞いていた筈である。にもかかわらず、イスラエルは、何度も何度も主なる神を裏切って他の神々に走った。その時彼らには、強いリーダーを失ったことによる不安や恐れがあったのかも知れない。或いは、主なる神の御力を体験的に知っていない弱さがあったのかも知れない。いずれにしても主なる神に対して不信仰であったことに違いはない。結局彼らは敵の手によって「力ずくで押さえつけ」られてしまった。そして、その苦しみの中で、イスラエルの人々は「主に助けを求めて叫んだ」

 それに対し、主なる神は、イスラエルを救う「士師として」「女預言者デボラ」を立てて下さった。イスラエルの人々は、それまで何度主なる神を裏切ったことだろう。しかし、何度裏切られても、彼らが叫び求めれば、主なる神は助けの手を差し伸べられた。主なる神は、彼らが叫び求めるずっと前から手を差し伸べながら、彼らの悔い改めと回心を今か今かと待ち望んでおられたに違いない。何故なら、主なる神はこう言われているからである。

「彼らが呼びかけるより先に、わたしは答え/まだ語りかけている間に、聞き届ける」(イザヤ書65章24節)。

 これがイスラエルを選ばれた主なる神である。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
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