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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 創世記47章

聖書日課 創世記47章(新共同訳 旧約pp.85-87)

 ヤコブ一族は、無事エジプトに到着し、ファラオに謁見を許された(2節、7節)。ファラオは、ヤコブ達を快く迎え入れ、彼らに「最も良い土地」ゴシェンを与えた(6節)。それは、ヨセフの功績に対する報奨であり、ヨセフがいかにファラオから深い信頼を得、また大きな権威を与えられていたかを表している。

 しかし、その背後に主なる神のご計画と祝福があったことを忘れてはならない。主なる神は、ヨセフを先にエジプトに送り、不思議な御業によって、彼をエジプトの司政者にした。それは、主なる神の祝福の源となる家族を守り、導き、増やすための、主なる神の恵みによるご計画だった。こうして、ヤコブの家族は、エジプトで幸いを得、厳しい飢饉から守られ、最良の土地で子孫も家畜もますます増え広がっていった。

イスラエルは、エジプトの国、ゴシェンの地域に住み、そこに土地を得て、子を産み、大いに数を増した」(27節)。

 安全で、豊かで、土地も家もあり、家族が皆揃って暮らせる生活、それは理想的な生活環境と言ってもいいかも知れない。「こんな暮らしが出来たら、幸せだろうなぁ。一生このままでいたい、この土地に骨を埋めても良い」と思う人も多いのではないか。

 しかし、ヤコブは違っていた。エジプトで平穏無事な余生を送りつつも、ヤコブの心は、ずっと主なる神の約束の地にあった。

ヤコブは、エジプトの国で十七年生きた。ヤコブの生涯は百四十七年であった。イスラエルは死ぬ日が近づいたとき、息子ヨセフを呼び寄せて言った。『もし、お前がわたしの願いを聞いてくれるなら、お前の手をわたしの腿の間に入れ、わたしのために慈しみとまことをもって実行すると、誓ってほしい。どうか、わたしをこのエジプトには葬らないでくれ。わたしが先祖たちと共に眠りについたなら、わたしをエジプトから運び出して、先祖たちの墓に葬ってほしい』。ヨセフが、『必ず、おっしゃるとおりにいたします』と答えると、『では、誓ってくれ』と言ったので、ヨセフは誓った。イスラエルは、寝台の枕もとで感謝を表した」(28~31節)。

 自分の死期を悟ったヤコブは、ヨセフに言った。「どうか、わたしをこのエジプトには葬らないでくれ。わたしが先祖たちと共に眠りについたなら、わたしをエジプトから運び出して、先祖たちの墓に葬ってほしい」

 ここに、この世においては旅人に過ぎない礼拝者の姿を見ることが出来る。平穏無事な生活は有り難いものである。しかし、この世の幸せも苦しみも、全てはやがて過ぎ去る。そして、私達は天に帰る。だからこそ、その心はいつも天に、愛と恵みの神と共にある。あなたの心は今どこに向けられているだろうか?

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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