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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 創世記42章

聖書日課 創世記42章(新共同訳 旧約pp.74-76)

(1) エジプトに行くべき理由(1〜5節)

 主なる神は、私達の心の傷と問題をそのままにしておかず、主なる神の方法で必ず解決して下さる。

「カナン地方にも飢饉が襲っていた」ため(5節)、ヤコブとその家族は、生活が出来なくなった。そこでヤコブは、「ヨセフの十人の兄たち」(3節)に「エジプトへ下って穀物を買って」来させた(2節)。

 しかし、「ヨセフの弟ベニヤミン」「兄たちに同行させなかった」ヤコブが、ベニヤミンを傍に残したのは、「何か不幸なことが彼の身に起こるといけないと思ったから」で、かつて特別に愛していたヨセフを失った傷の故だろう(4節)。

「エジプトに穀物がある」(1節)という事実は、飢饉に苦しむヤコブの家族にとって希望であった。ヨセフの兄たちは「死なずに生き延びる」ためにエジプトに向かった(2節)。

 しかし、その旅路には家族の傷と分裂を癒そうとする主なる神の摂理があった。ヨセフとの和解を通して、肉的のみならず霊的にも生きるために、彼らはエジプトに行かなければならなかった。

(2) ヨセフを伏し拝む兄たち(6〜8節)

 エジプトの危機を解決したヨセフには、家庭との和解という問題が待っていた。

「ところで、ヨセフはエジプトの司政者として、国民に穀物を販売する監督をしていた。ヨセフの兄たちは来て、地面にひれ伏し、ヨセフを拝した。ヨセフは一目で兄たちだと気づいたが、そしらぬ振りをして厳しい口調で、『お前たちは、どこからやって来たのか』と問いかけた。彼らは答えた。『食糧を買うために、カナン地方からやって参りました』。ヨセフは兄たちだと気づいていたが、兄たちはヨセフとは気づかなかった」(6~8節)。

 ヨセフの試練は、兄たちが自分にひれ伏す夢を見た時から始まった。しかし、その夢は、ヨセフを「エジプトの司政者」(6節)の座へと導いた。

 エジプトに来た兄たちは、「国民に穀物を販売する監督」がヨセフであるとは気付かず、ヨセフが「かつて兄たちについて見た夢」の通り、「地面にひれ伏し、ヨセフを拝した」(6節、9節)。

 一方、ヨセフは、「一目で兄たちだと気づいた」が、自分の正体を隠し、兄たちに「お前たちは、どこからやって来たのか」「厳しい口調で」「問いかけた」(7節)。

 兄たちは、ヨセフがどれだけ深い関心をもって問うたか分からず、「食糧を買うために、カナン地方からやって参りました」とだけ答えた(7節)。

 和解するには、20年以上隔てられていた壁と傷は余りにも大きいものであった。家族が和解するまで、ヨセフの夢が真に完成することはない。

祈り
 愛する天のお父様、あなたの尊い御名をほめたたえます。今日も御前に引き出して下さったことを感謝致します。主よ、あなたが人類の救いという夢を御子イエス・キリストの十字架によって成し遂げられたように、苦しみがあなたの御心を成し遂げる道具であることを知りました。苦難が襲ってもその先にあなたの勝利があると信じ、夢に向かって歩めますように。感謝して、主イエス・キリストの聖なる御名によってお祈り致します。アーメン。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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