ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年に伝道開始50年を迎えます。

聖書日課 ダニエル書8章

聖書日課 ダニエル書8章(新共同訳 旧約pp.1394-1395)

 ダニエルはもう一つ幻を見た。二本の角を持つ雄羊が、西、北、南に向かって突進し、ほしいままに高慢にふるまっていたところに(3~4節)、西から一頭の雄山羊が飛ぶような勢いで進んで来て(5節)、みるみるうちに雄羊を滅ぼした(7節)。そして、雄山羊は非常に強大になって聖地にまで力を伸ばした(9節)。それは、以前の幻と同様に、バビロン帝国崩壊後、世界を治める国々についての幻で、雄羊はメディアとペルシアを(20節)、その後にやって来る雄山羊はギリシアを指していた(21節)。

 しかし、ダニエルがこの幻を見たのは、バビロン最後の王ベルシャツァルの治世第3年で(1節)、その時イスラエルは国を失い、捕囚となって数十年も経っていた。そのバビロンが滅び、更に強大な国が興って、瞬く間に世界を征服するなどということは、ダニエルの想像を遥かに越えたことであった。そのため、天使ガブリエルが現れて(15~16節)、幻の解き明かしをすると、ダニエルは気を失って倒れてしまった(18節)。

 人間の目には余りにも壮大かつ途方もない出来事を前にした時、私達は自分の行く末に深い不安を覚え、ただ呆然と立ちすくむばかりになるのではないか。この時のダニエルはまさにそういう心境に陥っていたに違いない。

 しかし、そこには人間の歴史を支配する主がおられる! 主は、バビロンを滅ぼしたペルシア王キュロスによって神の民イスラエルを解放し、バビロンに奪われていた神殿の祭具と共に、彼らを再び約束の地に帰還させた。そして、ギリシアアレクサンドロス大王が、飛ぶような勢いで世界を征服し、エルサレムにやって来た時、不思議なことに、彼はエルサレムに手をかけることはなかった。全ては主なる神の御業であった。

 その後、エルサレムセレウコス朝シリアのアンティオコス・エピファネスによって征服された。そして、神殿が汚されるという悲劇が起こった。しかし、それについてもこう言われている。

「日が暮れ、夜の明けること二千三百回に及んで、聖所はあるべき状態に戻る」(14節)

 どのような苦難もやがて必ず終わりが来る。たとえそれが想像を絶するような大きな苦難であっても、主なる神は神の民のために時を定めておられる(19節)。苦難さえも主なる神のご支配の中にあると知ることは何と大きな慰めであり、励ましだろうか。