聖書日課 ダニエル書7章15~28節(新共同訳 旧約pp.1393-1394)
要約
ダニエルが見た「四頭の大きな獣」は、「地上に起ころうとする四人の王」である。「非常に恐ろし」い「第四の獣」は、「全土を食らい尽く」す。「十本の角」のほかに、もう一本角が出てくるが、やがてその角は主なる神と聖徒に敵対する。しかし、裁きが始まると滅びる。
(1) 聖徒達の相続(15~22節)
イエス・キリストがこの地の全ての悪を取り除いて神の国を完成する時、聖徒はイエス・キリストと共に永遠に支配する。ダニエルは、傍らにいた一人の御使いに、自分が見た幻について質問した。「四頭の大きな獣」は「地上に起ころうとする四人の王」を象徴している。特に、「第四の獣」は「非常に恐ろしく」、「鉄の歯と青銅のつめをもち、食らい、かみ砕き」、「足で踏みにじった」。また、「頭には十本の角があり、更に一本の角が生え出」ると、「三本」の角が「抜け落ちた」。「その角には目があり」、「尊大なことを語」る「口もあっ」た。その角は、聖徒と戦って勝利を得た。しかし、「日の老いたる者」が来られ、聖徒のために「裁きを行い」、時が来ると聖徒に神の国を贈り物として下さった。聖徒は、永遠の神の国を相続として受け継ぐ者である。
主なる神が解決して下さるべき苦痛や悩みは何ですか。神の国で永遠に支配する時を待ち、更に耐え忍びますか。
(2) 聖徒の患難と救い(23~28節)
世の終わりに、聖徒は大きな苦痛と患難を受ける。しかし、聖徒の望みは、悪人を裁き、義人を救うために再臨されるイエス・キリストにある。ダニエルが幻の中で見た「第四の獣」は、「地上に興る第四の国」であるが、「全地を食らい尽く」す恐ろしい破壊力を持っていた。「十の角」の後に出てきたもう一本の角は、今後「いと高き方に敵対して語り」、聖徒を「悩ます」反キリストを指している。これから現れる反キリストは、強力な主権と権力と恐ろしい力でこの世を治め、聖徒を苦しめる。しかし、裁きが始まると、彼は完全に滅びる。世の終わりには、全世界の国々の栄光と主権が「聖なる民に与えられ」、全ての口がイエス・キリストを主であり、王であると告白する。聖徒の望みはイエス・キリストだけである。
今後現れる反キリストと患難の時に対して、信仰によって備えていますか。イエス・キリストこそがこの世の望みである理由は何ですか。
祈り
私達を守り慰めて下さる主を待ち望み、この世の悲しみと孤独を耐え忍べるように助けて下さい。主に希望を置き、聖霊の御声に聞き従うことが出来ますように。
西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00
〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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