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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ヨブ記21章

聖書日課 ヨブ記21章(新共同訳 旧約pp.802-803)

 ヨブはこれまで、自分が主なる神の前に潔白であることを訴えてきた。しかし、友人達は、それをヨブの頑なさと取り、自分達の考えに対する侮辱と理解した。そして、因果応報の考えによって、悪人は速やかに滅びると主張し続けた。

 ヨブは、そうした杓子定規な考え方に対して、現実の世界に存在する矛盾を取り上げて彼らの理論の間違いを指摘した。現実の世界では、「神に逆らう者」「幸せに人生を送り」、罪人が「安らかに」死を迎えることがあるではないか。確かに、悪人が滅ぼされることもあるかも知れない。しかし、実際のところ「神が怒って破滅を下したことが何度」あっただろうかと…(17節)。

「なぜ、神に逆らう者が生き永らえ/年を重ねてなお、力を増し加えるのか。子孫は彼らを囲んで確かに続き/その末を目の前に見ることができる。その家は平和で、何の恐れもなく/神の鞭が彼らに下ることはない。彼らの雄牛は常に子をはらませ/雌牛は子を産んで、死なせることはない。彼らは羊の群れのように子供を送り出し/その子らは踊り跳ね/太鼓や竪琴に合わせて歌い/笛を吹いて楽しむ。彼らは幸せに人生を送り/安らかに陰府に赴く」(7~13節)。

 ヨブは彼らの考えの限界をつきながら、彼らが現実を見ていないことを指摘した。更に、彼らは因果応報という考えを持ち出すことで、ヨブをやり込めようとした。これでは、ヨブを「慰める」ことなど出来る筈がない。ヨブは言う。

「あなたたちの考えはよく分かっている。わたしに対して不法にも悪をたくらんでいるのだ」(27節)。

「それなのに空しい言葉で/どのようにわたしを慰めるつもりか。あなたたちの反論は欺きにすぎない」(34節)。

 どんなに理屈は通っていても「空しい言葉」というものがある。口では「あなたのために」と言いながら、その実、相手をやり込めようとしていることもある。私達は、自分が語る言葉の背後にある動機や感情に目を留めることが大切である。

「むしろ、愛に根ざして真理を語り、あらゆる面で、頭であるキリストに向かって成長していきます」(エフェソの信徒への手紙4章15節)。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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