聖書日課 歴代誌下20章(新共同訳 旧約pp.695-697)
死海の対岸を支配していた「モアブ人とアンモン人が、メウニム人の一部と共にヨシャファトに戦いを挑」むため(1節)、連合軍を結成して「攻めて来」た(2節)。「ヨシャファトは恐れ」た(3節)。
彼は、アハブ家と婚姻関係を持ったことで巻き込まれたアラムとの戦いで、命を落としそうになっている。ヨシャファトには戦いで負けた経験しかなかった。
彼は「主を求めることを決意し」(3節)、「主の神殿の新しい庭の前でユダおよびエルサレムの会衆の中に立ち」(5節)、次のように祈った。
「わたしたちの先祖の神、主よ。あなたは天にいます神、異邦人の国をすべて支配しておられる方ではありませんか。御手には力と勢いがあり、あなたに立ち向かうことのできる者はいません。……わたしたちの神よ、彼らをお裁きにならないのですか。わたしたちには、攻めて来るこの大軍を迎え撃つ力はなく、何をなすべきか分からず、ただあなたを仰ぐことしかできません」(6節、12節)。
すると、「アサフの子孫のレビ人ヤハジエルに主の霊が臨」み(14節)、彼は預言した。
「堅く立って、主があなたたちを救うのを見よ。ユダとエルサレムの人々よ、恐れるな。おじけるな。明日敵に向かって出て行け。主が共にいる」(17節)。
ヨシャファトは「彼は民と協議したうえで、主に向かって歌をうたい、主の聖なる輝きをたたえる者たちを任命し、彼らに軍隊の先頭を進ませ」た(21節)。
「主に感謝せよ。その慈しみはとこしえに」(21節)。
「彼らが喜びと賛美の歌をうたい始めると」、主ご自身が「伏兵を向けられ」、敵の大軍を討ち(22節)、彼らが同士討ちするようにされ(23節)、ユダは戦わずに勝利を得た。
主なる神は不思議な御方である。「戦え」とお命じになる時があり、「動くな」と仰る時がある。この時は「動くな」とお命じになった。主ご自身の勝利を見せるためである。
私達に勝利する力がない時、私達の目を主に向け、主に祈り求めよう。主は必ず答えを下さる。そして私達になすべきことを教え、主ご自身が戦って下さる。
祈り
愛する天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日もあなたの憐れみの中に置いて下さり、御前に引き出し、祈りを与えて下さることを心から感謝致します。
主よ、私達はこの世に生きていて、戦う力がある時があり、ない時があります。自分の力で解決出来る問題もありますし、自分ではどうしようもない問題もあります。
そのような時、問題にではなく、あなたに目を向けることが出来ますように。全ての解決はあなたの御手の中にあります。
そして、あなたがお命じになる通りに、従うことが出来ますように。「戦え」と言われる時には戦い、「動くな」と言われる時には動かずにいることが出来ますように。
どのような時にも、あなたに信頼を置き続けることが出来ますよう、助けて下さい。
今日もあなたの子供達の上に、あなたの溢れる恵みを注ぎ、生かして下さい。問題の中にあってどうしたら良いか分からない時、問題にではなく、あなたに目を向けることが出来ますよう、導いて下さい。そして、あなたに信頼する者の祈りに応え、お一人お一人に救いをお与え下さいますよう心からお願い致します。
感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30～12:00
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