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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 列王記下18章

聖書日課 列王記下18章(新共同訳 旧約pp.609-611)

 北イスラエル王国の最後の王となった「ホシェアの治世第三年」に、南ユダ王国では「ヒゼキヤが王となった」。ヒゼキヤは、ユダ王国に偶像礼拝をもたらした「アハズの子」であった(1節)。しかし、彼自身は信仰の人で、王国に信仰復興をもたらした。

 ヒゼキヤは、「主の目にかなう正しいことをことごとく行い」、偶像を「打ち壊し」ただけでなく、信仰的な歴代の王でさえ取り除かなかった「聖なる高台を取り除」いた。更に、彼はモーセの造った青銅の蛇を打ち砕いた」。これは、元々、荒れ野で蛇に噛まれた人々が見上げて癒されるために造られたものだった。しかし、イスラエルの人々が「これに香をたいていた」とあるように(4節)、その後次第に偶像化していった。

 このように、ヒゼキヤ王は「いかなる像も造ってはならない」という主の教えを忠実に守り行った王であった(出エジプト記20章4節)。それ故、聖書は彼についてこう記している。

「彼はイスラエルの神、主に依り頼んだ。その後ユダのすべての王の中で彼のような王はなく、また彼の前にもなかった。彼は主を固く信頼し、主に背いて離れ去ることなく、主がモーセに授けられた戒めを守った。主は彼と共におられ、彼が何を企てても成功した。彼はアッシリアの王に刃向かい、彼に服従しなかった」(5~7節)。

 ヒゼキヤ王がいかに素晴らしい信仰の人であったかが窺える言葉である。主なる神は、そのようなヒゼキヤを祝福し、「彼と共におられ」、彼の企てを悉く成功させられた。

 ここで大切なことを確認しておきたい。今見たように、ヒゼキヤ王は稀に見る偉大な信仰の王であった。しかし、ヒゼキヤが偉大だったのは、彼の企てが成功したからではない。ヒゼキヤ王の成功は、彼が「主を固く信頼し」、決して主から「離れ去ることなく」、主の「戒めを守った」ことに対して、主なる神が与えられた祝福である。つまり、彼が偉大な王となったのは、能力や成功の故ではなく、信仰と従順によるものだった。

 大切なことは、「主を固く信頼し」、主の「戒め」に聞き従うことである。ヒゼキヤはそのことを弁えていた。だから、ヒゼキヤ王がアッシリアの王に刃向かい、彼に服従しなかった」のも、目に見える勝算があったからではない。依り頼むべき方は誰かを知っていたからである。信仰と従順、これこそヒゼキヤ王の偉大さの秘訣である。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

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