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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 列王記下14章

聖書日課 列王記下14章(新共同訳 旧約pp.601-603)

 北イスラエル王国にヤロブアム(二世)という王がいた。彼の治世は「四十一年間」もの長期にわたり、しかも彼は「レボ・ハマトからアラバの海まで」イスラエルの領土を回復した。傍目にはヤロブアムは繁栄と安定をもたらした王であった。

 ところが、ヤロブアムに対する聖書の評価は、決して良くはない。

「ユダの王、ヨアシュの子アマツヤの治世第十五年に、イスラエルの王、ヨアシュの子ヤロブアムがサマリアで王となり、四十一年間王位にあった。彼は主の目に悪とされることを行い、イスラエルに罪を犯させたネバトの子ヤロブアムの罪を全く離れなかった。しかし、イスラエルの神、主が、ガト・ヘフェル出身のその僕、預言者、アミタイの子ヨナを通して告げられた言葉のとおり、彼はレボ・ハマトからアラバの海までイスラエルの領域を回復した」(23~25節)。

 聖書が人を評価する基準は、「主の目」から見てどうかという一点にある。それ故、人の目には繁栄しているように見えても、また安定しているように見えても、その本質は決してそうではないということがある。

 この時のイスラエルはまさにそういう状態であった。聖書はこう語っている。

「主は、イスラエルの苦しみが非常に激しいことを御覧になったからである。つながれている者も解き放たれている者もいなくなり、イスラエルを助ける者もいなかった。しかし、主はイスラエルの名を天の下から消し去ろうとは言われず、ヨアシュの子ヤロブアムによって彼らを救われたのである」(26~27節)。

 このように、ヤロブアムの時代の繁栄は、王の実力やイスラエルの信仰による祝福ではなかった。ただただイスラエルを苦しみから助け出そうとする主なる神の憐れみによるものだった。現実のイスラエルは、相変わらず罪の中にあった。金の子牛などの偶像を拝む罪を犯し続けていた。それ故、次第に国力は衰退し、外国の攻撃に苦しめられていた。このままではイスラエルは滅びる。そのような状況の中で、主なる神は彼らを守られた。

 私は思う。私達の国がこうして今まで保たれてきたのも、また、今私達がこうして生きているのも、やはり主なる神の恵みと憐れみによるものであると。そうだとすれば、私達がなすべきことは、主の恵みと憐れみに感謝し、「主の目」の前にあって自らのあり方を正し続けることではないか。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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