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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 列王記上15章

聖書日課 列王記上15章(新共同訳 旧約pp.557-559)

 本章には、ユダの王アビヤムと、その後を継いだアサ、またイスラエルの王ヤロブアムの子ナダブと、彼を殺して新王朝を開いたバシャについて記されている。

 興味深いことに、南ユダ王国では、この後王位がダビデの子孫によって継承されていったのに対し、北イスラエル王国では何度も謀反が起こり、次から次に王朝が交替していった。

 しかし、それは決して、ダビデとその子孫が有能であったということではない。確かにアサ王のように信仰的にまっすぐな道を歩んだ王もいた。しかし、王の多くは偶像を取り入れる不信仰な王だった。つまり、ダビデ王朝は、ただダビデの信仰に対する主なる神の約束の故に保たれていた(サムエル記下7章)。

「彼の神、主は、ただダビデのゆえにエルサレムにともし火をともし、跡を継ぐ息子を立てて、エルサレムを存続させられた。ダビデが主の目にかなう正しいことを行い、ヘト人ウリヤの一件のほかは、生涯を通じて主のお命じになったすべてのことに背くことがなかったからである」(4~5節)。

 一方、北イスラエル王国は、その創始者である「ヤロブアムの罪」の故に、何度も王朝が替わっただけでなく、1人として信仰的な王は出てこなかった。全ての王が不信仰の道を歩んだのである。それについて聖書は、繰り返しこう記している。

「彼は主の目に悪とされることを行って、ヤロブアムの道を歩み、イスラエルに罪を犯させたヤロブアムの罪を繰り返した」(34節)。

 これは「ヤロブアムの罪」の影響がいかに強いものであったかを示している。

 ダビデ王の信仰の生涯は、その後に続く子孫たちに多大な善き影響を残した。一方、「ヤロブアムの罪」は、その後の王国の歴史に大きな悪影響を残す結果になった。一人の生き方が、一人の信仰的価値観が、本人のみならず、周りの人々とその後に続く子孫たちにさえも、小さからぬ影響を与える。私達の人生は、決して自分だけのものではない。だからこそ、自分の人生をもっと大切にしたい。列王記を学ぶことを、自分の生き方・あり方を振り返る機会としたいものである。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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