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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 サムエル記下3章

聖書日課 サムエル記下3章(新共同訳 旧約pp.483-486)

「サウル王家とダビデ王家の戦いが続く」「ある日」(6~7節)、イスラエル軍の司令官アブネルが、彼が擁立したイシュ・ボシェト王から「なぜ父の側女と通じたのか」と言われた(7節)。この言葉をきっかけに、両者の間に対立が生じた(8節)。アブネルはイシュ・ボシェトに見切りをつけ、ユダの王ダビデのもとに使者を送って言った」

「この地を誰のものと思われますか。わたしと契約を結べば、あなたの味方となって全イスラエルがあなたにつくように計らいましょう」(12節)。

 ダビデは、この申し出を受け入れ、早速アブネルをヘブロンに招いた(13節)。そして、アブネルが「二十人の部下を連れて」「ヘブロンダビデのもとに着」くと、ダビデは酒宴を催し」「平和のうちに」契約を結んだ(20~21節)。

 ところが、そのような動きを面白くないと思っていた人物がいた。ダビデ軍の司令官ツェルヤの子ヨアブである。彼は自分の弟をアブネルに殺されていた(30節)。そのため、何とかしてアブネルに復讐しようと考えていた。そして、ダビデ王に内緒でアブネルを呼び出し、彼を殺害してしまった(27節)。

 これはダビデの意図することとは全く違っていた。ダビデは、あくまでも「平和のうちに」イスラエルを一つにまとめようとしていた。しかし、そのようなダビデの思惑に反して、ヨアブは個人的な復讐心からアブネルを殺してしまった。これによって、平和への道は再び危機に陥れられた。

 ダビデは、ヨアブの勝手な行動に怒りを表すと共に(29節)、全軍に対してアブネルの葬儀を丁重に行うよう命じ(31節)、自らもアブネルの死を悼み悲しんで断食した(32~35節)。それは、アブネルの死がダビデ王の意図することではないことを内外に明らかに示し、あくまでも平和にイスラエルの統一を図るためでもあった。

 こうして人々は、ダビデのとった行動に納得し(36節)、「アブネルが殺されたのは王の意図によるものではなかったことを認めた」

「兵士は皆これを知って、良いことと見なした。王のすることは常に、兵士全員の目に良いと映った。すべての兵士、そして全イスラエルはこの日、ネルの子アブネルが殺されたのは王の意図によるものではなかったことを認めた。王は家臣に言った。『今日、イスラエルの偉大な将軍が倒れたということをお前たちは悟らねばならない。わたしは油を注がれた王であるとはいえ、今は無力である。あの者ども、ツェルヤの息子たちはわたしの手に余る。悪をなす者には主御自身がその悪に報いられるように』」(36~39節)。

 そして、このことは、イスラエルの新しい王としてのダビデに対する信頼を深める機会ともなった。何事においても主に拠り頼み、決して感情に走ることなく、信仰によって平和の道を歩むことが、何よりも大事なことである。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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