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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 サムエル記上5章

聖書日課 サムエル記上5章(新共同訳 旧約p.435)

 イスラエルとの戦いに勝利したペリシテ人たちは、「神の箱」を戦利品として持ち帰り、「アシュドド」にあるダゴンの神殿」に安置した(1~2節)。彼らは、意気揚々と自分達の神ダゴンの勝利を祝ったことだろう。

 ところが、それからというもの、ペリシテ人たちは思いもよらぬ事態に悩まされることになってしまった。

 翌朝、人々が神殿に行ってみると、何と「主の箱の前の地面にダゴンがうつ伏せに倒れていた」。人々はすぐにダゴンを持ち上げ、元の位置に据え」直した(3節)。しかし、「その翌朝」も、ダゴンはうつ伏せになって「主の箱の前の地面にうつ伏せに倒れていた」。しかも、今度はダゴンの頭と両手」「切り取られて」「胴体だけが残されていた」(4節)!

 そればかりではない。主は「アシュドドとその周辺の人々」「はれ物を生じさせ」た(6節)。すると、人々は堪りかねて言った。

イスラエルの神の箱を我々のうちにとどめて置いてはならない。この神の手は我々と我々の神ダゴンの上に災難をもたらす」(7節)。

 こうして、彼らは「神の箱をガトに移」した(8節)。ところが、今度はガトの「町の住民」が主によって「打たれ」「はれ物が彼らの間に広がった」(9節)。そのため、神の箱は更に「エクロンに」移された(10節)。すると、エクロンの町も、たちまち「死の恐怖に包まれ」てしまった。

「彼らは人をやってペリシテの領主を全員集め、そして言った。『イスラエルの神の箱を送り返そう。元の所に戻ってもらおう。そうすれば、わたしとわたしの民は殺されはしないだろう。』実際、町全体が死の恐怖に包まれ、神の御手はそこに重くのしかかっていた。死を免れた人々もはれ物で打たれ、町の叫び声は天にまで達した」(11~12節)。

 その時まで、ペリシテ人たちは大きな考え違いをしていた。彼らは、イスラエルの敗北はイスラエルの神の敗北であると考えていた。しかし、敗れたのは、主なる神への信仰を失い「神の箱」を利用しようとしたイスラエルの人々であって、主なる神が敗北したのではない。主なる神に敗北など有り得ない。それ故、主なる神に従って生きる者には勝利がある。パウロは言った。

「私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです」(ローマの信徒への手紙8章37節)。

 この時、ペリシテの人々は、自分たちの間違いに気付き、悔い改めて真の神を信じるべきだった。しかし、彼らは「神の箱」を自分たちから遠ざけることでこの災難から逃れようとした。彼らには、現実と向き合う勇気も、主なる神の御前にへりくだる謙遜さもなかった。それ故、彼らはせっかくの救いのチャンスを逃してしまった。私達は、主なる神が与えて下さるチャンスを決して逃すことがないようにしたいものである。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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