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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 サムエル記上1章

聖書日課 サムエル記上1章(新共同訳 旧約pp.428-429)

 士師の時代が終わり、イスラエルは新しい時代を迎えようとしていた。サムエル記上は時代の変わり目の書である。本書には、最後の士師であり祭司であったサムエルと、イスラエルの初代の王サウル、そしてサウルに仕えた若者ダビデなどが登場する。物語はまず、サムエルの誕生秘話から始まる。

 サムエルの母ハンナは、長い間子供に恵まれず悩み続けていた(2節)。おまけに、夫エルカナのもう一人の妻ペニナは、ハンナを目の敵にし、子供がいない彼女をいつも「思い悩ませ、苦しめ」ていた(6節)。

 その日も、ハンナは「ペニナのことで苦し」み悩み、食事も喉を通らないほどだった(7節)。そのため、彼女は一人神殿に行き、「激しく泣」きながら「主に祈」った(9~10節)。

「万軍の主よ、はしための苦しみを御覧ください。はしために御心を留め、忘れることなく、男の子をお授けくださいますなら、その子の一生を主におささげし、その子の頭には決してかみそりを当てません」(11節)。

 その時、祭司エリは、ハンナが「あまりにも長」い間声も出さずに一心不乱に「祈っている」のを見て、「酒に酔っているのだと思い」、彼女をたしなめた(12~14節)。

 しかし、ハンナはエリに言った。

「いいえ、祭司様、違います。わたしは深い悩みを持った女です。ぶどう酒も強い酒も飲んではおりません。ただ、主の御前に心からの願いを注ぎ出しておりました。はしためを堕落した女だと誤解なさらないでください。今まで祈っていたのは、訴えたいこと、苦しいことが多くあるからです」(15~16節)。

 すると、エリは答えた。

「安心して帰りなさい。イスラエルの神が、あなたの乞い願うことをかなえてくださるように」(17節)。

 ハンナは、「はしためが御厚意を得ますように」と言ってそこを離れ、それから食事をしたが、「彼女の表情はもはや前のようではなかった」と聖書は記している(18節)。彼女の心は、主なる神の平安と希望に満たされたのである!

「エルカナは妻ハンナを知った。主は彼女を御心に留められ、ハンナは身ごもり、月が満ちて男の子を産んだ。主に願って得た子供なので、その名をサムエル(その名は神)と名付けた」(19~20節)。

 苦しみの時、ハンナは「主の御前に心からの願いを注ぎ出して」祈った。「安心して帰りなさい」という言葉を得るまで祈り続けた。ここに私達が平安を得る秘訣がある。「主の御前に心からの願いを注ぎ出して」祈る。あなたはこの祈りの力を知っているだろうか。

「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう」(フィリピの信徒への手紙4章6~7節)。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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