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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 申命記3章

聖書日課 申命記3章(新共同訳 旧約pp.284-285)

 荒れ野の旅も後半になり、ヘシュボンの王シホン(2章24~37節)、バシャンの王オグらとの戦いが述懐されている(1~11節)。イスラエルは、彼らから旅を妨害されたり、攻撃を受けたが、主の助けを得て勝利した。

「主はわたしに言われた。『彼を恐れてはならない。わたしは彼とその全軍、その国をあなたの手に渡した。ヘシュボンに住むアモリ人の王シホンにしたように、彼にも行いなさい』」(2節)。

 そのような戦いを経て約束の地カナンを目前にし、モーセは、自分もヨルダン川を渡ってカナンに入りたいと願った。というのは、かつての失敗が原因で、モーセは約束の地に入ることが出来ないと言われていたからである(民数記20章12節)。

 それでも、主なる神はもしかしたらその決定を覆して下さるかも知れないと、かすかな望みを抱いて、モーセは祈った。

「わたしは、そのとき主に祈り求めた。『わが主なる神よ、あなたは僕であるわたしにあなたの大いなること、力強い働きを示し始められました。あなたのように力ある業をなしうる神が、この天と地のどこにありましょうか。どうか、わたしにも渡って行かせ、ヨルダン川の向こうの良い土地、美しい山、またレバノン山を見せてください』」(23~25節)。

 ところが、主からの応答は厳しいものであった。

「しかし主は、あなたたちのゆえにわたしに向かって憤り、祈りを聞こうとされなかった。主はわたしに言われた。『もうよい。この事を二度と口にしてはならない。ピスガの頂上に登り、東西南北を見渡すのだ。お前はこのヨルダン川を渡って行けないのだから、自分の目でよく見ておくがよい。ヨシュアを任務に就け、彼を力づけ、励ましなさい。彼はこの民の先頭に立って、お前が今見ている土地を、彼らに受け継がせるであろう』」(26~28節)。

 主なる神が定められた各自の使命がある。各自の分がある。それを受けとめて生きよと主は言われる。5タラントン預かった者は5タラントンを用いて、2タラントン預かった者は2タラントンを用いて、主から与えられた使命に忠実に生きることを求められている(マタイによる福音書25章14~30節)。主なる神は恵み深い御方であるが、時に厳しさもお見せになる。

 しかし、躓いてはならない。主の御業には必ず意味があることを信頼し、謙遜に従おう。

 その一方で、最後まで食い下がるようにして祈ったモーセの姿から、私達は学ぶべきである。私達は主なる神から「もうよい。この事を二度と口にしてはらない」と言われるほど祈ったことがあるだろうか。そこまで祈った者だけが、祈りの喜びを味わうことを許される。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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