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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 出エジプト記18章

聖書日課 出エジプト記18章(新共同訳 旧約pp.123-124)

モーセのしゅうとエトロ」が、モーセ「妻のツィポラと、二人の息子を連れて」(2~3節)、「神の山に宿営しているモーセのもとを訪れた(5節)。モーセは、エジプト脱出という困難な使命を果たすにあたって、家族を実家に帰していた。それは、家族の身の安全を考えてのことであっただろう。しかし、使命遂行の影で、家族の団らんが犠牲にされていたということでもあるだろう。

 その意味で、出エジプトという大冒険は、モーセの働きだけでなく、兄アロン、また妻ツィポラや二人の息子、そして、しゅうとエトロの協力があって成し遂げられたものである。そして、こうした人々の温かい理解と積極的な協力があったこともまた、主なる神の御業であり祝福であると言えるだろう。

 ところで、この時エトロは、モーセイスラエルの人々にとって、とても貴重な忠告と提案をしている。

モーセのしゅうとは言った。『あなたのやり方は良くない。あなた自身も、あなたを訪ねて来る民も、きっと疲れ果ててしまうだろう。このやり方ではあなたの荷が重すぎて、一人では負いきれないからだ。わたしの言うことを聞きなさい。助言をしよう。神があなたと共におられるように。あなたが民に代わって神の前に立って事件について神に述べ、彼らに掟と指示を示して、彼らの歩むべき道となすべき事を教えなさい。あなたは、民全員の中から、神を畏れる有能な人で、不正な利得を憎み、信頼に値する人物を/選び、千人隊長、百人隊長、五十人隊長、十人隊長として民の上に立てなさい。平素は彼らに民を裁かせ、大きな事件があったときだけ、あなたのもとに持って来させる。小さな事件は彼ら自身で裁かせ、あなたの負担を軽くし、あなたと共に彼らに分担させなさい。もし、あなたがこのやり方を実行し、神があなたに命令を与えてくださるならば、あなたは任に堪えることができ、この民も皆、安心して自分の所へ帰ることができよう』」(17~23節)。

 モーセの働きぶりを一日見ていたエトロは、モーセが一人で余りにも大きな重荷を背負っている一方で、「民は朝から晩までモーセの裁きを待って並んでいた」ことを心配した(13節)。そこでモーセの裁きを「千人隊長、百人隊長、五十人隊長、十人隊長」に振り分けるように提案した。それは、モーセ自身にとっても、イスラエルの人々にとっても有益なアドバイスであった。

 この時民の裁きのために立てられた人々の任命の基準は、「神を畏れる有能な人で、不正な利得を憎み、信頼に値する人物」というものであった。これは、テモテへの手紙一3章1~13節にある教会の監督や奉仕者の資格と通じるものであるが、会衆のリーダーとなる人物を選ぶ基準としてとても重要である。しかし、私達は、実際のところどのような基準でリーダーや奉仕者を選んでいるだろうか? また、自分は、この基準に耐え得る者となっているだろうか? 自分自身を省みた時、主なる神の赦しと憐れみなしには、とてもこのような任に耐え得る者でないことが分かる。それはただ、主なる神の恵み以外の何ものでもない。本当に大きな恵みである。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

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