聖書日課 創世記26章(新共同訳 旧約pp.40-42)
(1) わたしが命じる土地に滞在しなさい(1〜5節)
困難に見舞われた時、主なる神から離れてはいけない。
イサクはカナンの地に臨んだ「飢饉」によって(1節)、居住地をエジプトに移そうとした。しかし、主なる神はイサクに「エジプトへ下って行ってはならない。わたしが命じる土地に滞在しなさい」と命じた(2節)。
その上で、主なる神の「声に聞き従い」、主なる神の「戒めや命令、掟や教えを守」るならば(5節)、イサクと「共にいて」、アブラハムに約束した祝福をイサクにも与えると語られた(3~4節)。
幸いな人生は豊かな環境によって実現するのではない。「飢饉」よりも恐ろしいのは、主なる神の導きを失うことである。主なる神はイサクに、アブラハムの信仰を思い起こさせた。アブラハムが祝福されたのは、主なる神の言葉に聞き従ったからである。
いかなる理由であれ、主なる神から離れることは、それ自体が災いになる。辛くて大変な時ほど、主なる神の内に留まろう。
(2) 危機による信仰の成長(6〜11節)
危機は、信仰が試される重要な機会となる。平安な状況では信仰の真価を把握することが難しいからである。危機の中で経験する恐れや誤った選択は、信仰が確固としていない証拠である。
イサクは主なる神の御言葉に従い、ゲラルの地に留まることにした(6節)。しかし、異邦人の身分で住むことになった不慣れな土地は、信仰の試験場となった。イサクは、ゲラル人が美しい妻リベカを奪うために「自分を殺すのではないか」と恐れる余り、自分の妻を「わたしの妹です」と偽った(7節)。死を恐れて、信仰が空しく崩れたのである。
しかし、この試みこそ、イサクが確固とした信仰の人に変わるきっかけとなった。この出来事によって、家庭を安全に守る環境が保障されたからである。
祈り
愛する天のお父様、イサクのように、私の中にも知らない間に両親から受け継いだ習慣や誤った価値観はないでしょうか。私を聖霊の光で照らし、そのような罪の習慣を断ち、次の世代に受け継ぐことがないようにして下さい。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
西原新生バプテスト教会
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