聖書日課 創世記25章(新共同訳 旧約pp.38-39)
(1) ケトラを通した子孫の祝福(1〜4節)
主なる神は命令通りに信仰をもって従う者を祝福される。主なる神は「自分の独り子である息子」イサクをも「ささげることを惜しまなかった」アブラハムに(23章12節)、多くの子を与えられた。
「側女」(6節)であるケトラは、アブラハムとの間に6人の息子を産んだ(2節)。この息子達を通してアブラハムの子孫は大きく繁栄した。彼らが今のアラブ民族である。選ばれた民族ではないにしても、空の星のように多くの子孫を与えるという主なる神の約束は実現している(15章5節)。
(2) アブラハムの死(5〜11節)
主なる神と共に歩んだ人には、心残りがない。全てが成し遂げられ、平安の実を味わったからである。
アブラハムは死ぬ前に自分の「全財産」と長子の権利をイサクに与えた(5節)。イサクは祝福の相続者となり、他の息子達は「贈り物」をもらって「東の方、ケデム地方へ移住」した(6節)。
アブラハムがすべきことは全て終わった。聖書は「アブラハムは長寿を全うして息を引き取り、満ち足りて死に、先祖の列に加えられた」と語っている(8節)。「長寿を全うし」たというのは、人生を完全に味わったという意味である。
アブラハムは、信仰の父祖に相応しく、平安と喜びに満ちた最期を迎えた。
(3) イシュマエルに与えられた祝福(12〜18節)
主なる神は女奴隷ハガルに、「わたしは、あなたの子孫を数えきれないほど多く増やす」と約束された(16章10節)。この約束はイシュマエルを通して成就した。イシュマエルの子孫は12部族をなすほどに増えた(16節)。
主なる神は真実な方なので、約束されたことを必ず成し遂げられる。
西原新生バプテスト教会
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