ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 創世記13章

聖書日課 創世記13章(新共同訳 旧約pp.16-17)

 アブラムの人生は、旅人としての人生だった。彼は、旅を続け、行く先々で「天幕を張っ」て生活した。彼には、この地上にどこにも安住の場所がなかったと言えるかも知れない。

 しかし、それは、彼の人生に何の希望も安らぎもなかったということではない。それどころか、アブラムの人生は希望に満ち溢れるような人生だった。それは、アブラムが行く先々で主のために「祭壇を築」いたことからも分かる。

「アブラムは非常に多くの家畜や金銀を持っていた。ネゲブ地方から更に、ベテルに向かって旅を続け、ベテルとアイとの間の、以前に天幕を張った所まで来た。そこは、彼が最初に祭壇を築いて、主の御名を呼んだ場所であった」(2~4節)。

 アブラムは、どこにおいても主なる神への礼拝を第一にして生きた。彼は、そこで主の御声を聞き、主の約束を信じ、希望を抱きながら人生を歩んだ。

 それ故、主なる神は、アブラムとその家族を祝福された。2節にあるように、「アブラムは非常に多くの家畜や金銀を持っていた」。また、アブラムと一緒に旅をした甥のロトも、「羊や牛の群れを飼い、たくさんの天幕を持っていた」(5節)。これは、アブラムが主なる神の約束を信じ、主なる神の御言葉に聞き従って生きたことに対する、主なる神からの祝福であった。それは次の出来事からも分かる。

 アブラムとロトは、別れて暮らすことになった。それは、「彼らの財産が多すぎ」て、住んでいた土地が手狭になってしまったためであった(6節)。この時ロトは、ヨルダン川流域の低地を選んだ。その土地が「主の園のように、エジプトの国のように、見渡すかぎりよく潤っていた」からである(10節)。しかし、ロトが主のために祭壇を築いたとはどこにも記されていない。それどころか、ロトが天幕を移した「ソドムの住民は邪悪で、主に対して多くの罪を犯していた」と記されている(13節)。この後ロトの一家が辿る悲しい末路が予見されるような記述である(19章)。

 一方、アブラムについてはこう記されている。

「アブラムは天幕を移し、ヘブロンにあるマムレの樫の木のところに来て住み、そこに主のために祭壇を築いた」(18節)。

 この時、主なる神は、アブラムにこう告げられた。

「さあ、目を上げて、あなたがいる場所から東西南北を見渡しなさい。見えるかぎりの土地をすべて、わたしは永久にあなたとあなたの子孫に与える。あなたの子孫を大地の砂粒のようにする。大地の砂粒が数えきれないように、あなたの子孫も数えきれないであろう。さあ、この土地を縦横に歩き回るがよい。わたしはそれをあなたに与えるから」(14~17節)。

 アブラムの祝福に満ちた人生の秘訣が、ここにある。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
メールアドレス

f:id:Biblicism:20210602142922p:plain

https://nschrist1972.hatenablog.com/
〈地図〉

www.google.com