聖書日課 ヨハネの黙示録12章(新共同訳 新約pp.465-466)
第七のラッパが吹かれた時、「天にある神の神殿が開かれ」、ヨハネは「その神殿の中にある契約の箱」を「見」た。この時、「稲妻、さまざまな音、雷、地震が起こり、大粒の雹が降った」(11章19節)。そして、続く12章では次のように記されている。
「また、天に大きなしるしが現れた。一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭には十二の星の冠をかぶっていた」(1節)。
この時「女は身ごもっていたが、子を産む痛みと苦しみのため叫んでいた」(2節)。この子こそイエス・キリストである。
すると、「もう一つのしるしが天に現れた」。それは「火のように赤い大きな竜」(3節)であった。この「火のように赤い大きな竜」というのは、「悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者」(9節)のことである。サタンは、女が生んだ「男の子」(イエス・キリスト)(5節)を「食べてしまおうとしていた」が(4節)、「子は神のもとへ、その玉座へ引き上げられた」(5節)。そのため、竜は怒りを女に向けた。
いつの時代も、イエス・キリストをその内に宿すキリスト者と教会には、悪魔からの攻撃があり、産みの苦しみがある。それ故、私達が信仰の生涯を全うするためには、サタンの攻撃に打ち勝ち、イエス・キリストを内に宿す故の苦しみを乗り越えていくことが必要である。
勿論、それは、私達自身の力や知恵で出来ることではない。それには主なる神の守りと助けが必要である。主なる神の守りと助けに拠り頼み続けていこう。6節に「女は荒れ野へ逃げ込んだ。そこには、この女が千二百六十日の間養われるように、神の用意された場所があった」と記されている。キリスト者には、いつでも逃げ込むことの出来る「神の用意された場所」があることを忘れてはならない。サタンは、確かにイエス・キリストと教会を攻撃しようとする。しかし、メシアに打ち破られ、また教会にも決して勝つことは出来ない。
「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます」(コリントの信徒への手紙一10章13節)。
西原新生バプテスト教会
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