祈り ペトロの手紙一2章(新共同訳 新約pp.429-431)
天のお父様、あなたの尊い御名を心からほめたたえます。今日も御前に引き出し、御声を聞かせて下さったことを心から感謝致します。
天のお父様、私達は、自分の価値を確認し、証明しようとします。経済力や社会的な地位を手に入れること、高価な物や人の知らない知識を身につけること、恋人や伴侶がいること、有名人と知り合いであること、家族の成功を誇らしく思うこと……。しかし、他との比較によって得られる価値や、いつか必ず終わるものによって確認される価値は、私達の価値を決して保証するものとはなりません。
あなたは言われます。あなたの御子イエス・キリストに出会い、十字架の血潮によって罪を洗い聖められた者は、「選ばれた民、王の系統を引く祭司、聖なる国民、神のものとなった民」(9節)として新しく生まれた、と。私達の価値は、自分自身の中から出てくるものではなく、あなたが与えて下さるものです。このことに思いを巡らすことが出来ますように。そして、「暗闇の中から驚くべき光の中へと招き入れ」られた者として(9節)、罪を離れ、義に生きることが出来ますように。あなたの御思いを自分の思いとして生きることが出来ますように。
感謝して、尊いイエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
