ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

証し「不思議な体験」

「不思議な体験」
70歳代女性

「しかし、その方、すなわち真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである」(ヨハネによる福音書16章13節)。

 あれは一体どういう体験だったのだろう。ある秋の日の夜中、家族中が寝静まっている午前三時頃、トイレに起き上がったところで、「恐れないでシャンとしなさい。あなたが小さい時からわたしは共にいるのだから。」という声がはっきり耳に聞こえてきた。
 (この声は何の声だろう。)
 (確かに聞こえた。どなたかの声。)
 小さい時から教会には行っているが、この頃、困難の中にいた友人の事で気落ちしていたわたしは、慰めに満ち、勇気づけるこの言葉をくり返しつぶやいて、現実に起こっていることなんだと自分自身に言い聞かせるように言い続けた。
 あれは聖霊の声だったのだろうか。「恐れないでシャンと生きなさい。あなたが小さい時からわたしは共にいるのだから。」というのは。
 ほぼ三十年経てもこの経験ははっきり覚えている。神様は御姿が見えずとも、共にいらっしゃるという思いは強くなっている。
 それから十数年がたったある日、いつものように礼拝を守り、夜になって、寝床の中で眠りに落ち、ぐっすり寝入っていた時、突然胸に大きな声が確かな迫力で迫ってきた。「キリストは罪から救う。」と。耳に聞こえてきたのではなく、胸に激しく迫ってきたのだ。
 わたしはびっくりした。そして何度も何度も、このリアルではっきりした言葉を言い続けた。わずか十文字だが、わたしに直接示されたこの言葉――どなたの働きかけなのか――の意味深いこと。まさに、キリストは罪から救うお方なのだ。
 わたしは、この出来事に出会ってから、自分は罪人なんだ、とはっきり自覚するようになった。そしてこの罪人でどうしようもないわたしをイエス・キリストは救って下さる。そこには解決がある。道がある。そうであるならばイエス様を信じ続けよう。至らない私ではあるけれど、にもかかわらず、きっと守り導いて下さるだろう。私の事情によらず、神様は不思議な慈愛に満ちた体験を二度もさせて下さったのだ。
 わたしは、現在も教会につながり、礼拝を守り、イエス様がどんなお方か、福音のすばらしさ、信仰のすばらしさを求めているが、不信の思いがよぎる時、「キリストは罪から救う」という言葉が、本当に本当の事なんだ、としっかり私の魂にせまって来る。

「『キリスト・イエスは、罪人を救うために世に来られた』という言葉は真実であり、そのまま受け入れるに値します。わたしは、その罪人の中で最たる者です」(テモテへの手紙一1章15節)。