ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年に伝道開始50年を迎えます。

祈祷会奨励 2021年6月23日

祈祷会奨励 2021年6月23日
マタイによる福音書5章9節(新共同訳 新約p.6)
「平和の実現」

1. 平和を実現する者であられる御子イエス・キリスト

 主なる神はこの世界を平和と祝福に満ちたものとして造られた。しかし、人は罪を犯し、主なる神から離れた。そのため、この世界は争いに満ちたところとなってしまった。人類の歴史は、まさに戦争の歴史であり、それは今も変わらない。戦争は絶えず、紛争の火種が消えることもない。世界の恒久的な平和は、人々の願いであるが、人間にはそれを実現する力がない。
 主なる神は、この世界に平和をもたらすために御子イエス・キリストを遣わして下さった。イザヤは、御子のご降誕の預言の中で、御子を「平和の君」と呼んでいる(イザヤ書9章6節)。それ故、御子がお生まれになった時、天使達は「いと高きところには栄光、神にあれ。地には平和、御心に適う人にあれ」(ルカによる福音書2章14節)と讃美した。御子イエス・キリストによって「平和」がもたらされたからである。
 イザヤ書2章4節に「主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし/槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず/もはや戦うことを学ばない」とある。ところが、今、世界の国々はこれと逆のことをしている。国民の多くが困窮していても、軍備の拡張を止めず、莫大な金をつぎ込んでいる国もある。しかし、私達キリスト者は、真の「平和を実現する」者であられるイエス・キリストが、約束された「平和」を完成して下さると信じている。そして、イエス・キリストが既に与えて下さった「平和」を受け取り、置かれた場所でその「平和」に生きることを願っている。

2. イエス・キリストによって〈主なる神との平和〉を得る

 では、私達が、イエス・キリストから既に受け取り、それによって生きている「平和」とはどのような「平和」だろうか。それは〈主なる神との平和〉である。〈主なる神との平和〉は、聖書の到る所に書かれており、それは「贖い」「罪の赦し」「和解」という言葉で表現されている。「平和を実現する」者として世に来られたイエス・キリストは、十字架の苦しみと復活の勝利によって、私達のために〈主なる神との平和〉を勝ち取って下さった。
 パウロ〈主なる神との平和〉について次のように述べている。
「このように、わたしたちは信仰によって義とされたのだから、わたしたちの主イエス・キリストによって神との間に平和を得ており、このキリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ、神の栄光にあずかる希望を誇りにしています」(ローマの信徒への手紙5章1~2節)。
 イエス・キリストの十字架によって罪を赦され、罪から贖われ、〈主なる神との平和〉を得た時、私達の心に真の平安、満足、また喜びが生まれてくる。勿論、キリスト者も人生で様々な困難にぶつかる。しかし、そうした中でも、〈主なる神との平和〉によって、不安が平安に、不平が満足に、恐れが喜びに変えられるのを体験する。
 その上で、〈主なる神との平和〉を得た人は、その事実に基づいて他の人を大切にし、他の人に祝福をもたらすことが出来るようになる。のみならず、その祝福はその人のところに帰って来て、その人自身も大きな祝福を受ける。

3. イエス・キリストの平和に心を支配される

 イエス・キリスト「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」(8節)と言われた。「その人たちは神の子と呼ばれる」というのは、「神の子」とされた人が、「神の子」として成長し、「平和を実現する」者になるということである。そして、そのことによって、その人が「神の子」とされたことがより明らかになっていく。言い換えれば、「平和を実現する」者になるには、まずイエス・キリストを信じ、「神の子」とされる必要がある。
 そして、「神の子」として成長するとは、御子イエス・キリストの御姿に近づくことである。その時、イエス・キリスト「平和を実現する」者であるように、私達も「平和を実現する」者へと変えられていく。コロサイの信徒への手紙3章15節に「キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい」とある。イエス・キリスト「平和の君」として心に迎える時、私達は「神の子」として成長し、「平和を実現する」者へと変えられていく。
〈主なる神との平和〉を得、「キリストの平和」に心を支配されることは、平和を実現するのに遠回りのように見える。しかし、これほど確実な道はない。御子イエス・キリストが教えた道を歩みつつ、御子が再び来られる時に完成する平和を待ち望みたい。

祈り
 愛する天のお父様、今日も御言葉をお与え下さり、ありがとうございます。御子イエス・キリストによってあなたの子とされ、御子の姿を目指して成長する時、私達も「平和を実現する」者へと変えられていくことを教えていただきました。あなたは、私達が「神の子」として成長することを、忍耐をもって待って下さっています。あなたの子として成長すること、御子イエス・キリストの平和に心を支配されることを求め続ける者とならせて下さい。御子イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。