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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 コリントの信徒への手紙一16章

聖書日課 コリントの信徒への手紙一16章(新共同訳 新約pp.323-324)

 手紙の最後にパウロは幾つかの具体的な指示と励ましの言葉を記している。

 その一つは、エルサレム教会の「聖なる者たちのための募金」(1節)の勧めである。ユダヤ人を中心とするエルサレム教会と、異邦人を中心とするコリントその他の教会の間には、人種的・信仰的な確執が存在していた。そのため、パウロは、エルサレム教会と異邦人教会真の平和と一致を願って、エルサレム教会への募金を勧めた。それは、異邦人教会がエルサレム教会から霊的な恩恵を受けたことに対する感謝の返礼でもあった。

 次にパウロは、コリントへの伝道旅行の計画を記している。その中で、パウロは、暫くの間、コリントに「滞在」する予定であると述べ、「そうなれば、次にどこに出かけるにしろ、あなたがたから送り出してもらえるでしょう」(6節)と語っている。宣教の働きは、自分だけで勝手に行うものではない。真実な教会の交わりの中から〈送り出される〉ことによって進められていくものであるパウロは信じていた。そして、コリント教会の信徒達が、福音のために共に戦う同志としての当事者意識を持つことを願っていた。

 そのために、パウロは、更に具体的な励ましを与えている。

「目を覚ましていなさい。信仰に基づいてしっかり立ちなさい。雄々しく強く生きなさい。何事も愛をもって行いなさい」(13~14節)。

 この手紙はエフェソで書かれた。パウロは、エフェソでは自分の「働きのために大きな門が開かれているだけでなく、反対者もたくさんいる」(9節)と記している。宣教の働きは戦いである。目を覚まして祈り、信仰と勇気と愛をもって敵に打ち勝つことが大切である。

 そして、もう一つ、キリスト者が決して忘れてはならないことがある。それは、イエス・キリストの再臨である。パウロは、手紙の最後に「主を愛さない者は、神から見捨てられるがいい。マラナ・タ(主よ、来てください)」(21節)と記している。イエス・キリストは、再びこの地に来られる。その日を待ち望みながら、主と共に、主の恵みの中に、今日を生きる。それがキリスト者の人生観の中心にあるべきものである。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町字内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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