祈り コリントの信徒への手紙一11章(新共同訳 新約pp.313-315)
愛する天のお父様、今日もこのようにしてパウロを通して、御言葉によって私達に教えて下さったことを感謝致します。
天のお父様、あなたが秩序を造られた方であることが分かりました。私達は誰からも干渉されたくないと思う時があります。また、御子イエス・キリストの福音を曲解し、あなたにある自由をもって、自分の身勝手な思いや行いを正当化しようとする時があります。しかし、その結果、隅に追いやられている人、顧みられていない人がいるならば、私達は自分の罪を悔い改めます。私達があなたの定めた秩序を守り、共同体の一員として隣人を配慮する心を持ち、共同体の徳を建て上げることが出来ますよう、聖霊の助けを求めます。私達一人一人をイエス・キリストの御心に従って歩ませて下さい。
天のお父様、救うに価しないこのような私のために、御子イエス・キリストは十字架にお架かりになりました。そして、御子はいつも仰って下さっています。「私の体を受けよ。私の十字架の血を受けよ。新たな者として生きよ。私の思いをこの世に現せ」と。押さえることの出来ない喜びが、イエス・キリストの十字架からやって来ます。主にある兄弟姉妹と共に、いつもイエス・キリストを見上げ、十字架を想い起こしながら生きることが出来ますように。あなたの御心を現す者となれますように。
感謝して、イエス・キリストの御名によって祈りをお献げ致します。アーメン。