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沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 ヨハネによる福音書7章

聖書日課 ヨハネによる福音書7章(新共同訳 新約pp.177-180)

「仮庵祭」(2節)は、秋の収穫の時期に行われ、イスラエルのエジプト脱出の際の天幕生活を記念する祭りである。毎年、多くのユダヤ人が、この祭りの時期にエルサレムに上り、一週間にわたる大祭を祝った。

 イエス・キリストも、この祭りを祝うためにエルサレムに上られた(10節)。そして、祭りも半ばになった頃、神殿の境内で教え始められた(14節)。すると、イエス・キリストをめぐって、人々の間に意見の衝突が起きた。或る人々は、イエス・キリスト「良い人だ」と言い、或る人々は「いや、群衆を惑わしている」と非難した(12節)。

 当然、「祭司長たちとファリサイ派の人々」、つまりエルサレムの宗教指導者はイエス・キリストを警戒した。そして、イエス・キリストを捕えるために下役たちを遣わした(32節)。しかし、イエス・キリストを逮捕することは出来なかった。イエス・キリストの時が、まだ来ていなかったからである。

 そのような緊迫した状況の中にあっても、祭りは盛大に続けられていた。そして、祭りのクライマックスとも言える終わりの日に、イエス・キリストは立ち上がって大声で言われた。

「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる」(37~38節)

 祭りは盛大に祝われていた。多くの人々が満ち溢れ、エルサレムは大いに賑わっていた。しかし、そのような外側の賑わいとは裏腹に、人々の心は渇いていた。それは、形だけ上辺だけの宗教儀式では、決して癒されることのない心の奥底の渇きであった。

 イエス・キリストは、人々の中にあるその渇きを見抜いておられた。だからこそ「わたしのところに来て飲みなさい」と言われた。イエス・キリストを信じ、心と人生に迎え入れ、イエス・キリストとの真実で親密な交わりの中に生きる時、「その人の内から生きた水[聖霊]が川となって流れ出るようになる」。この聖霊との親密な交わりによって(39節)、私達の心の奥の渇きは癒される。

 今、あなたの心は渇いているだろうか。或いは潤っているだろうか。聖霊なる神との真実で親密な交わりの中に生きる喜びと平安が、あなたにも必要ではないか。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町字内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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