聖書日課 ダニエル書1章1~9節(新共同訳 旧約p.1379)
(1) 捕虜となった少年たち(1~7節)
主なる神は歴史の絶対的主権者である。「ユダの王ヨヤキムが即位して三年目」、バビロンの軍隊がエルサレムの町を包囲した。バビロンの王は神殿の祭具をシンアルの地にある自分の神々の宝物庫に運んだが、これら全ての背後には主なる神がおられた。バビロンの王は、「イスラエル人の王族と貴族の中から」秀でた者を選んで「カルデヤ人の言葉と文書を学ばせ」、彼らの思想をバビロン式に変えようとした。また、「宮廷の肉類と酒を毎日」与え、王に対する絶対的な忠誠心を持たせようとした。更にダニエルと3人の同僚の名を改名させ、彼らの信仰まで揺るがそうとした。この世は、世に対する愛と世俗的な価値観を執拗に要求する。しかし、聖徒はそれを退け、純然たる信仰によって神の義を追い求めなければならない。
肉の満足と有益よりも健全な生き方を慕い求めていますか。世の誘惑に染まらず、純然たる信仰の人となるために努力していますか。
(2) 心を定めたダニエル(8~9節)
信仰を選択すれば、必ず主なる神の恵みが臨む。バビロンの王は、ユダの王族出身の捕虜に、自分が定めた「宮廷の肉類と酒を毎日」与え、3年後に自分の前に立たせた。捕虜にとっては異国の地で安楽な生活とあらゆる恩恵を味わう良い機会だった。しかし、ダニエルは心を定め、「宮廷の肉類と酒」を食さないと「決心し」た。捕虜だったダニエルがバビロン最高の権力者ネブカドネツァル王の好意を拒むのは、決して易しいことではなかった筈である。ダニエルは、主なる神への信仰ときよさを守るために、「侍従長」に特別な計らいを求めた。結局、主なる神は、ダニエルが「侍従長」から愛と慈しみを受けるようにされた。主なる神は、世と妥協せず信仰によって生きていこうと決断する聖徒に、愛と慈しみを与えられる。
主なる神の御前でどのようなことを心に定めますか。きよい生き方をするために信仰の決断をすべきことはどんなことですか。
祈り
私の存在と信仰の源が主にあることを告白します。世の方法と価値観が私を襲う時も、神の子としての身分を忘れず、主の御心に適う人生を送れますように。
西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00
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