ようこそ、西原新生バプテスト教会のブログへ!

沖縄県中頭郡西原町にあるプロテスタント教会です。毎週日曜日10:30から礼拝をささげています。家のような教会で、御言葉の分かち合いと祈りを大切にしています。2022年9月に伝道開始50周年を迎えました。

聖書日課 歴代誌上10章

聖書日課 歴代誌上10章(新共同訳 旧約pp.641-642)

 歴代誌には、8章まで礼拝の民の歴史という観点から、アダムに始まりイスラエルの12部族で終わる系図が記されている。続く9章では、バビロン捕囚を生き残り、新生イスラエルを再建するために約束の地に帰還した人々のリストが記されている。

 そして、10章からは、ダビデ王による王国の確立と神殿建設のための準備の詳細が記されている。しかし、歴代誌は、ダビデ王の話に入る前にイスラエルの初代の王サウルについて1章を割いている。

 9章の最後にサウルの系図が記されているので、その続きとも言える。しかし、それ以上に、サウル王の罪と失敗を記すことで、ダビデの、そして神の民イスラエルの基盤がどこにあるのかを、反面教師的に教えていると考えることが出来る。

「サウルは、主に背いた罪のため、主の言葉を守らず、かえって口寄せに伺いを立てたために死んだ。彼は主に尋ねようとしなかったために、主は彼を殺し、王位をエッサイの子ダビデに渡された」(13~14節)。

 サウル王の罪は、第一に、「主の言葉を守ら」なかったことである。サウル王は、王としての分を守らず、祭司がささげるべき献げ物を自分でささげるという罪を犯した(サムエル記上13章9節)。また、聖絶すべき戦利品を惜しんで取っておいたために、サムエルによって厳しく批判された(同15章9節)。

 第二の罪は、「口寄せに伺いを立てた」ことである。「主の言葉」に聞き従わないだけでなく、主なる神以外の霊的な力に頼る罪、それは偶像礼拝以外の何者でもない。頼ること自体がいけないのではない。私達は誰でも何かに頼って生きている。何に、或いは誰に頼るかが重要である。主にのみ頼り、主の御心に従って生きるところに祝福はある。

 サウルの第三の罪は、「主に尋ねようとしなかった」ことである。これは第一と第二の罪の前提となる罪と言えるかも知れない。主に尋ねようとしないからこそ「主の言葉を守」ろうとせず、ひいては主なる神以外の何者かに頼ってしまう。

 日々、主の御前に心を静め、主の御心を求めて祈り、また聖書の御言葉をいただくことが大切である。神の民の信仰と礼拝の基盤はそこにある。

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
メールアドレス

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2022年9月25日(日) 週報

2022年9月25日(日) 聖霊降臨節第17主日

○礼拝プログラム
招詞 イザヤ書43章1節
讃美 67(よろずのもの とわにしらす)
交読 ヨナ書2章1~11節(新共同訳 旧約p.1446)
主の祈り
聖書拝読 詩編139編1~24節(新共同訳 旧約pp.979-980)
祈り 司式者
讃美 321(わが主イエスよ、ひたすら)
宣教 「わたしを知っておられる主」柏本隆宏協力牧師
讃美 320(主よ、みもとに 近づかん)
祈り
奉献
頌栄 545(父の御神に、み子に、きよき御霊に)
祝祷 柏本隆宏協力牧師
報告

○報告
1. 礼拝に参加される方は、消毒液による手洗いとマスク着用の上、間隔を空けて座り、引き続き新型コロナウィルスの感染予防にご協力をお願い致します。
2. 毎週のように台風が日本付近に到来し、各地で被害が出ています。自然災害の影響の中から生活の再建に向かう方々を主が支えて下さいますように。また、政治において、大切な命を守る環境づくりに強い関心と力が注がれますように。
3. 9月19日(月)、祈祷会を久しぶりに行うことが出来ました。今後も、毎日・毎週会堂に集まるのは難しいですが、祈祷会を行っていきます。その一方で、日常生活の中で聖書通読と祈りを大切にし、主なる神との交わりの時を毎日確保しましょう。
4. 病と闘っておられる兄弟姉妹を覚えて癒しと快復をお祈り下さい。
5. 愛泉祈祷院から『愛修の便り』第16号が届いています。
6. 次聖日聖餐式が行われます。
7. ブログは随時更新しています。聖書日課の箇所に関する短いメッセージを載せていますので、日々の聖書通読の一助としてご参照下さい。
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○聖書日課
25日(日) 歴代誌上10章
26日(月) 歴代誌上11章
27日(火) 歴代誌上12章
28日(水) 歴代誌上13章
29日(木) 歴代誌上14章
30日(金) 歴代誌上15章
1日(土) 歴代誌上16章

西原新生バプテスト教会
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聖書日課 歴代誌上9章

聖書日課 歴代誌上9章(新共同訳 旧約pp.639-641)

 前章まででイスラエル民族の系図が終わり、9章では、バビロンから帰還してエルサレムに住み、神殿で奉仕した人々の名前が記されている。そして、10章以降では、ダビデエルサレムイスラエルの首都とし、やがて神殿を建てるに至った歴史が記されている。

 これまで見てきたように、歴代誌は、イスラエルの国と礼拝の再建のために記された書である。その中心地はエルサレムであり、そこで国と信仰の再建のための中心的な役割を果たすのが、9章に記されている人々である。その意味で、本章に登場するのは、どちらかと言えば目立つ立場にいた人々と言えるかも知れない。「祭司、レビ人」がその代表である。

イスラエルの人々はすべて登録され、『イスラエルの列王の書』に記されている。ユダは神に背いたためにバビロンに捕囚として連れ去られた。最初に自分たちの町の所有地に帰って住んだのは、イスラエルの人々、祭司、レビ人、神殿の使用人であった。また、エルサレムにはユダの一族の一部、ベニヤミンの一族の一部、エフライムとマナセの一族の一部が住んだ」(1~3節)。

 しかし、エルサレムに戻って来た人々が皆目立つ役割を持っていたのかと言えば、決してそうではない。ここには、「門衛」(17節)、「神殿の祭司室や宝物庫」「警備」(26~27節)、「祭儀用具の責任」者(28節)、「供え物のパンを安息日ごとに準備する」者(32節)、「詠唱者たち」について記述されている(33節)。これらの仕事は、現在の教会に当てはめれば、礼拝の受付、会堂の整備や掃除係、聖餐式の係、そして奏楽者や聖歌隊のメンバーということになるだろう。これらは決して注目を浴びる役割ではない。しかし、このような奉仕があって初めて礼拝が成り立っている。だからこそ、歴代誌は、このような役割を果たした人々のことをきちんと記している。

 この他にも、エルサレムには〈~係〉という役目はなくても、ここに共に住み、礼拝と祭司たちの働きを支えた人々が大勢いた。彼らもまた、欠かすことの出来ない大切な存在であった。

 礼拝は牧師や少数の奉仕者だけで成り立つ儀式ではない。礼拝は多くの人々の存在によって成立するものである。また、礼拝が継続され、健全な信仰が養われ広められていくためには、礼拝の民に加えられた人々の信仰の一致と献身が求められる。その意味で、教会とは〈礼拝共同体〉である。そこでは、役割の有無や大小にかかわらず、礼拝を献げる一人一人が共同体の一員であるという自覚を持ち、一致協力することが大切である。歴代誌の中に、私達の礼拝のあるべき姿を見出していきたい。

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聖書日課 歴代誌上8章

聖書日課 歴代誌上8章(新共同訳 旧約pp.638-639)

 8章には、前章に続いて「ベニヤミン」族の詳しい系図が記されている。この小さな部族の系図が詳細に記されているのは、バビロン捕囚から帰還した人々の中に「ベニヤミン」族が少なからず含まれていたからだと思われる。

「ベニヤミンには、長男ベラ、次男アシュベル、三男アフラ、四男ノハ、五男ラファが生まれた」(1~2節)。

 ベニヤミンは、ヤコブの12人の息子の末っ子である。加えて、彼の母ラケルは、ヤコブの4人の妻や側女たちの中で最も愛された女性であった。だから、彼は父親の特別な寵愛を受けて育った。

 おっとりタイプの長男に対して、末っ子はちゃっかりしていて、すばしこいとしばしば言われる。ベニヤミンもご多分に漏れず、父ヤコブの遺言の中でこう言われている。

「ベニヤミンはかみ裂く狼/朝には獲物に食らいつき/夕には奪ったものを分け合う」(創世記49章27節)。

 勿論、ベニヤミン族の中には、色々なタイプの人がいたに違いない。しかし、こういう〈部族柄〉とも言える特徴が代々受け継がれるというのもよくあることである。

 その一例として、ベニヤミン族出身の〈有名人〉に、左利きの士師エフドがいる(士師記3章15節)。彼の抜け目のない賢さは、ベニヤミン族の特徴を引き継いでいるように思われる。また、士師時代の終わりには、部族の者が犯した凶悪犯罪のために一族滅亡の危機に瀕した。しかし、それも何とか生き残った。

 更に、彼らが所有していたのは、大部族ユダとエフライムの間の狭い土地であったが、そこにはエルサレムが含まれていた。そして、やがて彼らからイスラエル初代の王「サウル」が登場した(33節)。サウル王は罪の故に一代限りで失脚してしまった。しかし、その子のヨナタンは(33節)、イスラエルの2代目の王となったダビデと深い友情を保った。そのことの故に、サウル王朝が滅んだ後も、ヨナタンの子孫はしっかり生き残ることが出来た(34節)。

 そして今、彼らは、他の10部族が消え去ってしまった中、バビロン捕囚というイスラエル史上最大の危機を乗り越えて再び約束の地に帰って来た。それは、彼らがダビデの血を引くユダ族と共にいたからである。しかし、その幸運は、イスラエルを愛する主なる神の恵みと憐れみによるものであることも忘れてはならない。ベニヤミンの系図から、主の恵みに信頼し、御心に従って歩むことの大切さを改めて確認したい。

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聖書日課 歴代誌上7章

聖書日課 歴代誌上7章(新共同訳 旧約pp.636-638)

「イサカル」は、イスラエルの12部族の中で、余り目立たない部族かも知れない。しかし、歴代誌は、そのような弱小部族も決して軽んじることなく、その系図をきちんと記している。しかも、彼らの中には「勇士が八万七千人87,000人い」たと述べられている。

「イサカルの子は、トラ、プア、ヤシュブ、シムロンの四人。トラの子は、ウジ、レファヤ、エリエル、ヤフマイ、イブサム、シェムエル。これらは、トラの諸家系の長であった。ダビデの時代には、系図に記された勇士の数は二万二千六百人であった。ウジの子は、イズラフヤ。イズラフヤの子は、ミカエル、オバドヤ、ヨエル、イシヤの五人。皆、家系の長であった。彼らには多くの妻があり、子供が大勢生まれたので、同じ家系に属する戦闘員が三万六千人いた。イサカル全氏族の兄弟たちには、勇士が八万七千人いて、それぞれ登録されている」(1~5節)。

 他の大部族と比べて目立たない部族にも、きちんと目を留めれば、力ある素晴らしい人が沢山いたことが分かる。主なる神はそのように一人一人に目を留めて下さる方である。

 7章には、この他にも、「ベニヤミン」「ナフタリ」「マナセ」「エフライム」「アシェル」の各部族の系図が記されている。これらもイサカル部族と同様、どちらかと言うと余り目立たない部族である。しかも、「ベニヤミン」を除けば、これらは皆、バビロン捕囚の100年も前に滅ぼされており、いわゆる〈失われた部族〉である。その意味で、歴代誌が書かれた当時の人々にとっては、自分達と直接関係のない人々であったとも言える。

 しかし、そのような部族も決して忘れられることなく、その系図が記されている。それは、歴代誌があくまでもイスラエル12部族を一つの神の民として見ていたからであり、失われた部族も含めて、神の民は必ず再興されると信じていたからである。勿論、一度消えた民族が再び歴史の中に現れるというのは、殆ど不可能なことである。しかし、私達は、イスラエルがその奇跡を成し遂げた民族であることを知っている。20世紀の半ばに、2000年もの時の経過を乗り越えて、彼らは主なる神の約束の地に自分達の国を再興した。

 人の目には、小さな者、取るに足りない者と見えたとしても、主なる神の御前に見失われる人は一人もいない。悔い改めて主なる神に立ち帰るなら、主なる神は必ず回復して下さる。

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聖書日課 歴代誌上6章

聖書日課 歴代誌上6章(新共同訳 旧約pp.634-636)

 5章27節から6章にかけてレビ人の系図が記されている。実は、歴代誌の系図が、ユダ族と並んで最も力を入れているのがレビ族である。それは、彼らが人々の罪の贖いのために神殿で主なる神に仕える祭司の一族で、礼拝の民イスラエルの国家再建にとって重要な役割を果たす人々だったからである。

 その一方で、この系図には、偉大な指導者モーセの名前が見られるものの(5章29節)、彼については、その名が記されているだけでしかない。それは、モーセの働きについては他の書に十分書かれているということもあるが、歴代誌が礼拝の民の再建のために記された書だからだろう。その執筆目的に従って、モーセの人間的な偉大さや働きについては省略されている。とにかく、この書は〈礼拝〉にまっすぐ焦点が当てられている。

 それ故、レビ族については単に系図だけでなく、神殿における礼拝の奉仕者のリストなども紹介されている(16~38節)。そのリストの筆頭は「詠唱者」、即ち主なる神に讃美を献げる「任務に就いた者」のリストである(16~32節)。

「神の箱が安置されたとき以来、ダビデによって主の神殿で詠唱の任務に就けられた者は次のとおりである。ソロモンがエルサレムに主の神殿を築くまで、彼らは幕屋、すなわち臨在の幕屋の前で詠唱者として仕え、その規則に従って任務に就いた」(16~17節)。

 代表者は、「ヘマン」(18節)、その「兄弟アサフ」(24節)、「エタン」(29節)の3人である。彼らの名は詩編の表題の中にも登場する。詩編は元々音楽付きで神殿で歌われたものと思われる。更に歴代誌は、彼らの系図と共に奉仕の時の立ち位置まで丁寧に記している(24節、29節)。この書がいかに礼拝を重視し、またその中でも主なる神への讃美を大切にしているかがよく分かる。

 私達はどうだろうか。私達は礼拝をどれほど大切にしているだろうか。また、礼拝の中で讃美をどれほど重要なものとして受けとめているだろうか。多くの教会の礼拝プログラムは、主なる神の招きの言葉(招詞)によって始まり、主なる神の祝福(祝祷)によって終わる。そして、礼拝の中心は主なる神のメッセージ(宣教)である。礼拝では、主なる神の御声を聞き、主なる神の祝福をいただく。

 しかし、同時に礼拝は、主なる神の御声を聞き、祝福を受けた私達からの主なる神に対する応答があって初めて成立するものである。主なる神の働きかけと私達の応答、即ち、主なる神と人の生きた交わりこそが礼拝の本質だからである。讃美や祈りや献金は、まさにその応答の大切な手段である。だから、これらのどれが欠けても礼拝は不十分なものとなってしまう。主に喜ばれる礼拝をお献げするためにも、讃美の意味、讃美の喜び、讃美の力を、しっかり味わい保ち続けたいと思う。

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聖書日課 歴代誌上5章

聖書日課 歴代誌上5章(新共同訳 旧約pp.632-634)

 5章には、「ルベン」「ガド」「マナセの半部族」について記されている。彼らは皆ヨルダン川の東側を居住地とし、人々の数においても、軍事力においても、イスラエルの中で一際大きな力を持っていた。しかも、彼らは「戦いに際して」、その人数や軍事力に驕ることなく「神に助けを求め」たために、「その信頼のゆえに敵に打ち勝つ助けを得」たと記されるほど信仰的な人々だった(20節)。

 ところが、そのような信仰深い彼らが、約束の地に定住し、繁栄した生活を送るうちに、次第に偶像に心を寄せるようになり、主なる神に対する純粋な信仰を失ってしまった。そして、そのために、彼らはアッシリアによって滅ぼされ、「捕囚として連れ去」られてしまった。安定と繁栄の中で信仰が継続され、継承されていくことの難しさを改めて思わされる。

「しかし、彼らは先祖の神に背き、神が昔滅ぼされたその地の民の神々を慕って姦淫した。イスラエルの神は、アッシリアの王プル、すなわちティグラト・ピレセルの心を動かされたので、彼はルベンの部族、ガドの部族、マナセの半部族を捕囚として連れ去り、ヘラ、ハボル、ハラ、ゴザン川に彼らを引いて行った。彼らは今日もなおそこにいる」(25~26節)。

 勿論、安定も繁栄も主なる神の素晴らしい祝福である。私達は、ヤベツのように、「領土」が拡大し、災いや「苦しみ」から守られるよう、主なる神に祈り求めてよい。しかし、同時に私達は、目に見える祝福ばかりに心を奪われて、目に見えない主なる神と交わり、主なる神に仕える喜びを決して見失ってはならない。祝福の本質は主なる神ご自身との平和な交わりにあり、祝福の目的は私達が全世界の祝福の源となって、主なる神の祝福を人々に届けることである。

 イスラエルの民は、主なる神の祝福による安定と繁栄に胡坐をかき、祝福の本質である主なる神との交わりを軽んじ、祝福の源となって人々に祝福を届けるという目的と使命を見失ってしまった。その結果、彼らは偶像礼拝とそれに伴う性的・倫理的退廃へと陥り、やがて自らの罪の故に滅んでしまった。

 この数千年も昔のイスラエルの出来事が、現在の私達の姿と重なって見えるのは、恐らく私だけではないだろう。そう、これは遠い昔のおとぎ話ではない。私達の国、私達自身に対する警告の書でもある。私達が、人生の基盤をどこに置き、何のために、何を目指して生きるべきかを、聖書はこのような出来事を通して明白に教え示している。

 あなたの人生の基盤と目的はどのようなものだろう。主なる神との交わりに生き、祝福に満たされ、祝福を届ける人生、ここに私達の歩むべき道がある。

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聖書日課 歴代誌上4章

聖書日課 歴代誌上4章(新共同訳 旧約pp.630-632)

 4章には、前半にユダ族の傍系の系図が(1~23節)、後半にシメオン族の系図が記されている。しかし、特に目立った人物が登場するわけでもないので、さっと読み過ごしてしまうところかも知れない。だが、「ヤベツ」という人物について注目に値する記述がなされている。彼はいわゆる〈ヤベツの祈り〉で知られている。

「ヤベツは兄弟たちの中で最も尊敬されていた。母は、『わたしは苦しんで産んだから』と言って、彼の名をヤベツと呼んだ。またヤベツがイスラエルの神に、『どうかわたしを祝福して、わたしの領土を広げ、御手がわたしと共にあって災いからわたしを守り、苦しみを遠ざけてください』と祈ると、神はこの求めを聞き入れられた」(9~10節)。

 ヤベツという名には「苦しむ」という意味があった。彼の出生には、何らかの苦しみが関連していたため、母親がそう呼んだと記されている。しかし、その苦しみがどのようなものであったのかは定かではない。

 苦しみの中に生まれ育ったヤベツ。悲しみの人ヤベツ。ところが、聖書は「ヤベツは兄弟たちの中で最も尊敬されていた」と記している。何故彼は多くの人々から「尊敬され」る人物となったのだろうか。その秘訣はどこにあったのだろうか?

 その答えは、彼の信仰と祈りにあった。ヤベツは主に祈った。

「どうかわたしを祝福して、わたしの領土を広げ、御手がわたしと共にあって災いからわたしを守り、苦しみを遠ざけてください」

 領土の拡大、災いからの守り、苦しみの回避…、これを見て〈御利益宗教〉と思う人もいるかも知れない。でも、決してそうではない。ヤベツは、「どうかわたしを祝福して」とあるように、何よりもまず主の祝福を求め、また「御手がわたしと共にあって」とあるように、主と共に生きることを何よりも大切なこととして求めた。

 かつてヤコブが主の使いと格闘して祝福を求めたように(創世記32章23~31節)、ヤベツも、何よりもまず主なる神の祝福を求め、主なる神に従い、主なる神と共に歩み続けた。この信仰と祈りこそがヤベツを「尊敬」に値する人物とし、彼が苦しみを乗り越えて、祝福の人生を勝ち得た秘訣だった。ヤベツの信仰と祈りには、学ぶことが沢山ある。

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主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

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2022年9月18日(日) 週報

2022年9月18日(日) 聖霊降臨節第16主日

○礼拝プログラム
招詞 詩編29編2節
讃美 66(聖なる、聖なる、聖なるかな)
交読 詩編23編1~6節(新共同訳 旧約p.854)
主の祈り
聖書拝読 フィリピの信徒への手紙4章10~14節(新共同訳 新約p.366)
祈り 司式者
讃美 281(いざ主の御腕よ、ちからを示し)
宣教 「いついかなる場合にも対処する秘訣」柏本隆宏協力牧師
讃美 354(牧主わが主よ、まよう我らを)
祈り
奉献
頌栄 544(あまつみたみも)
祝祷 柏本隆宏協力牧師
報告

○報告
1. 礼拝に参加される方は、消毒液による手洗いとマスク着用の上、間隔を空けて座り、引き続き新型コロナウィルスの感染予防にご協力をお願い致します。
2. 毎週のように台風が日本付近に到来し、各地で被害が出ています。自然災害の影響の中から生活の再建に向かう方々を主が支えて下さいますように。また、政治において、大切な命を守る環境づくりに強い関心と力が注がれますように。
3. 先週沖縄県では選挙が行われました。コロナ禍の長期化が市民の生活に深刻な影響を与えている中、玉城デニー氏(沖縄県知事)、松川正則氏(宜野湾市長)、上原快佐氏(沖縄県議)、西原町議をはじめ、選ばれた方々が、主なる神の御心が地上で成るような政治を行い、住民のために必要な政策を進めていかれることを祈りに覚えます
4. 病と闘っておられる兄弟姉妹を覚えて癒しと快復をお祈り下さい。
5. ブログは随時更新しています。聖書日課の箇所に関する短いメッセージを載せていますので、日々の聖書通読の一助としてご参照下さい。
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○トラクト配布について 2022年度: 360部(2022年9月18日時点)
首里平良町 20部
首里桃原町 10部
首里石嶺町 15部
首里赤平町 55部
首里駅周辺 25部
首里駅石嶺駅周辺 135部
浦添前田駅周辺 100部

○聖書日課
18日(日) 歴代誌上3章
19日(月) 歴代誌上4章
20日(火) 歴代誌上5章
21日(水) 歴代誌上6章
22日(木) 歴代誌上7章
23日(金) 歴代誌上8章
24日(土) 歴代誌上9章

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
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2022年9月11日(日) 週報

2022年9月11日(日) 聖霊降臨節第15主日

○礼拝プログラム
招詞 詩編68編20~21節
讃美 70(父、み子、み霊の ひかりの主よ)
交読 ヨハネによる福音書16章25~33節(新共同訳 新約p.201)
主の祈り
聖書拝読 ダニエル書6章10〜29節(新共同訳 旧約pp.1390-1392)
祈り 司式者
讃美 新生讃美歌243(墓の中にいと低く)
宣教 「獅子の洞窟の中で」柏本隆宏協力牧師
讃美 376(正義の君なる 神の御子の)
祈り
奉献
頌栄 543(主イエスのめぐみよ)
祝祷 柏本隆宏協力牧師
報告

○報告
1. 礼拝に参加される方は、消毒液による手洗いとマスク着用の上、間隔を空けて座り、引き続き新型コロナウィルスの感染予防にご協力をお願い致します。
2. 1972年9月1日、私達の教会の宣教が始まりました。この50年間、私達の教会の歩みに、常に寄り添って下さり、私達の教会を守り、導いて下さった主イエス・キリストの御名を心よりほめたたえます。私達がますます深く御子イエス・キリストを知り、これからも主の光に照らされて、沖縄の地にあって主のご栄光を表すことが出来ますよう祈り求めます。また、伝道の業をより一層力強く行い、一人でも多くの方が主の救いの喜びに与ることが出来ますように。
3. 先週私達の教会の主日礼拝に、他の教会に所属されている姉妹が出席されました。そして、御言葉の分かち合いの中で、くも膜下出血による失語症という試練を通して、「神様と私の距離はずっと近くなりました。イエス様が私を愛してくださっていることが本当によくわかって来たからです」と証しをして下さいました。姉妹がこれからも「神様を見上げ」、主にあって希望を持って歩み続けられることをお祈り致します。
4. 病と闘っておられる兄弟姉妹を覚えて癒しと快復をお祈り下さい。
5. 本日沖縄県知事宜野湾市長、沖縄県議会、西原町議会などの選挙が行われます。イエス・キリストへの信仰は、社会的・政治的問題に関して、特定の政党・主張の支持へと無条件に導くものではありません。それでも、一人一人がキリスト者としての良心に基づき、聖書が教える価値観に従って、市民としての責任を果たすことにより、この世の秩序に神の国の価値観を吹き込むという使命を果たしていきましょう
6. ブログは随時更新しています。聖書日課の箇所に関する短いメッセージを載せていますので、日々の聖書通読の一助としてご参照下さい。
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○トラクト配布について 2022年度: 360部(2022年9月11日時点)
首里平良町 20部
首里桃原町 10部
首里石嶺町 15部
首里赤平町 55部
首里駅周辺 25部
首里駅石嶺駅周辺 135部
浦添前田駅周辺 100部

○聖書日課
11日(日) 列王記下21章
12日(月) 列王記下22章
13日(火) 列王記下23章
14日(水) 列王記下24章
15日(木) 列王記下25章
16日(金) 歴代誌上1章
17日(土) 歴代誌上2章

西原新生バプテスト教会
主日礼拝 毎週日曜日10:30~12:00

〒903-0121 沖縄県中頭郡西原町内間27-2
電話・FAX 098-946-0119
メールアドレス

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